相談解決室

・見守り契約
・任意後見契約
参考費用：初期費用約30万円　
※別途月々3万円
（自己判断ができない状態になったとき発生します。）

「迷惑をかけたくない。」と思い、家族だからこそ言えないことがありますよね。そういったときは、第三者に間に入ってもらうことをおすすめします。今回の場合ですと、急病で倒れた時などの緊急時の対応について専門家に相談し、近くに住む息子さんに取り次ぐなどの、家族での対応を取り決めるのです。専門家に相談することで、あなたの不安は軽減されます。ご家族も安心できますし、以前よりも気にかけてくれるようになり、連絡や行き来も増えると思います。専門家も、自分では些細なことだと思う相談も聞いてくれますから、孤独感も軽減されると思います。それでも、「寂しい。」ということでしたら、動物と暮らすのはいかがですか。もちろん、万一の譲渡先は決める必要はありますが、飼い主に常に好意を持ってくれている動物と暮らすと、寂しくなくなるのではないでしょうか。

・エンディングノート
・終活相談
無料で行っている専門家・サービスが多いです。

まずは、エンディングノートの作成から。でも、これが中々面倒くさいですよね。とくにエンディング（終末）というから気が乗らない。ですので、自分史、自分の伝記小説を書くつもりで記入してください。ご夫婦ですと、互いに色々なエピソードを思い出し楽しいのではないのでしょうか。こんなに長く一緒に暮らしてきたのに知らなかったことや、伝えられていなかったことを伝える良いきっかけにもなります。古く懐かしい思い出の場所への旅行計画を立てたりするのもおすすめです。それと並行しながら、万一の対応策を互いに確認しておくとよいと思います。お二人で和気あいあいと作成されている姿が思い浮かびますよ。

・かかりつけ医
・ケアマネージャー
・介護サービス付き住宅

介護する、介護しない、双方に満足と後悔が残ると思います。介護しなかったほうは、「もっとできることがあったのではないか」と思いますし、介護したほうは、「専門施設のほうが快適で長生きできたのではないか」と思います。あなたは介護したいと思われているのですから、介護されたほうが後悔はないように思います。しかし、介護は大変です。お母さまが自分で食事がとれないようになった場合の点滴や床ずれ、排せつ、お父様の食事管理もと、あなたに大きな負担がかかることを考えると仕事を抱えながら介護するのは困難ではないでしょうか。介護サービス付き住宅は、夫婦同居、医療補助、食事管理など安心して生活できるサービスを備えている施設もあります。かかりつけ医やケアマネージャーにあなたのお気持ちを伝えてケアプランを立ててもらいましょう。実家で介護なさるとのことでしたら、お父様がお元気なこともありますので、転職先が決まってから戻られてもよいのではないでしょうか。

・不動産売却
・不動産贈与
不動産仲介手数料、登記税、贈与税など処分方法により発生します。譲り受ける側にも費用が発生する場合があります。
・空き家管理
月々5千円ほどのサービスが一般的です。
・除草
1,000㎡で10万円程（雑草処分費含）が一般的です。
※立地条件、道幅、駐車、状態、業者によります。

まず、あなたが、「手放したいのか、守りたいのか」で順序がかわります。出来ることなら「守りたい」というのであれば、不動産会社、警備会社、介護外サービスなどの空き家管理サービスをご利用いただくとよいと思います。しかし、相続人に相談しておくことが重要です。あなたが今悩んでいるように、相続人を悩ませる恐れがあるからです。
また、「手放したい」というのであれば、不動産業者に買取相談し、難しいようでしたら仲介を依頼しましょう。問い合わせもなく売却が困難であれば、贈与（寄付）を検討することとなります。贈与先としましては、行政（町内会含む）、法人、ご近所などです。売れなかった不動産ですし、特に行政は税収も減少します。贈与もすすみにくいと思われますので、譲り受け先により費用はあなたが負担するなど、譲歩することも考えましょう。金銭的な負担はありますが、精神的には解決するのではないでしょうか。

・任意後見契約
・事前指示書（リビングウィル）
・遺言書
・死後事務委任契約
・葬儀生前契約
参考費用：約110万円から（一人）
初期費用約80万円
※別途月々3万円（自己判断ができない状態になったとき発生します。）
※別途約30万円（遺言執行時に発生します。財産によります。）

お母様とお互いの終末期について意思確認されることをお勧めします。遺言書の作成や、おひとりさまになられたときの支援者の手配もしておくと安心です。不安を解決することで、娯楽を楽しむことができるようになります。あなたらしい人生をお過ごしください。