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「やせるとボケるし死にやすくなる」医師が中高年にダイエットを勧めない理由(President online)

投稿日:2021.08.03
「やせるとボケるし死にやすくなる」医師が中高年にダイエットを勧めない理由(President online)

最大で4.15倍もボケやすくなる

ハーバード大学の研究によると、やせている人は太めの人よりも死亡率や認知症リスクが高い。精神科医の永田利彦さんは「中高年になったら生活習慣病に注意するのはもちろんだが、やせることにも注意するべきだ」という――。

※本稿は、永田利彦『ダイエットをしたら太ります。』(光文社新書)の一部を再編集したものです。

「体脂肪量が多い人ほど死亡率も高い」は予想通りだが…

やせている人の方が、太めの人よりも死亡率が高いことがわかっています。いったいなぜでしょうか。

本来、やせていれば体脂肪量も少ないはずで、体脂肪量と相関する生活習慣病などは、発症しにくいはずです。要するに、やせている人の方が太めの人よりも、心血管疾患などは発症しにくく、死亡率は低いはずなのです。

そこで、ハーバード大学(米国)公衆衛生学部のドンフン・リー博士たちは、体格予測式に基づいて除脂肪体重と体脂肪量を算出。死亡率との関連を見るコホート研究を実施しました。40歳以上の男性約3万8000人を、1987年から2012年までの間、平均21.4年追跡調査したのです。

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